キャスティング&ブッキング会社 サン・ブロード

キャスティング&ブッキング会社 サン・ブロード | SANBROAD Casting Div. Official Website

芸能科目を学べる高校とは

2020年11月30日
皆さんは、『高等専修学校』というのをご存知でしょうか。

10代の人気芸能人(アイドル・俳優・タレント・モデル等)の多くは芸能活動と学生生活を両立しています。

芸能活動と両立をするために、登校方法や日数・髪型・服装等への配慮がある、『通信制高校』や『芸能コースを設置している高校』を選択する人が数多くいます。

そんな中、最近人気が高まっているのが、授業で芸能科目を専門的に学ぶことができる高校です。

授業で芸能科目(演技系・音楽系・ダンス系等)を学べる他、芸能活動への理解と配慮があり、高校卒業と同等の資格を取得することができるので、既に活躍している人にとっても、芸能界での活躍を目指す学生にとっても、仕事や夢と学業を両立させやすく、様々な可能性の幅を広げられる機会になるということで、人気が高まっているようです。

そこで、今回は、芸能科目を学ぶことができる高校について、『芸能科目を学ぶ高校(高等専修学校)とは何か』、『どんな科目があるのか』、『どんな先生に教われるのか』等を、実際にある高校を例にご紹介します。

芸能科目を学べて高校卒業資格を取得できる学校とは


芸能科目を学べる高校は、『高等学校』ではなく、『高等専修学校』になります。

『高等戦専修学校』とは、「職業または実際の生活に必要な能力を育成し、教養の向上を図る」ことを目的とし、実践的な職業教育や専門的な技術教育を行う教育機関です。

また、専修学校の修業年限3年以上の課程で文部科学大臣が指定した高等専修学校が、『大学入学資格付与指定校』となります。

大学入学資格の付与となるため、高等学校卒業ではなく、卒業と同等の資格となります。

高等専修学校・専修学校高等課程は、東京都内だけで42校あり、そのうち芸能科目を学べる学校は4校です。

芸能・エンターテイメント分野の学校は、まだまだ少ないですが、専門的な授業を受けることができ、卒業時に、大学入学資格が付与される認定校もあるので、進学希望者も増えているそうです。

文部科学省のホームぺージや各都道府県のホームページで学校名が公表されているので、興味のある方や気になる方は、一度チェックしてみるのも面白いと思います。

高等学校と高等専修学校の違いは、文部科学省HPに掲載されている画像を参考にご確認ください。



芸能科目を学ぶ高校に入る入試はどんなことをするのか。


芸能科目を学ぶ高校(高等専修学校)へ入学するには、一般的な高校と同様に入試を受けなければいけません。

入試制度としては、「推薦入試」、「一般入試」、「AO入試」等が学校ごとに設けられています。

少し違うのは、推薦入試の場合、出願する高校によっては、出身中学校からの推薦の他に、所属する芸能プロダクション・スクールからの推薦枠というのがあります。

この制度は、芸能科目を学ぶ学校ならではの面白い推薦方法ですよね。

また、多くの学校で共通しているのは、書類(願書や調査書等)による選考が行われることです。

では、書類選考以外にどんな試験があるのか少しだけご紹介します。

1.一般科目


学校によっては、英語・国語・社会等の一般科目を試験に設けています。

ただ、芸能科目を学ぶ学校(高等専修学校)の場合、この一般科目を試験に設けていない学校が多いようです。

2.面接


受験者本人のみ又は保護者同伴での面接試験です。

実は、近年の面接試験では、保護者同伴としている学校が高等専修学校にかかわらず増えているそうです。

保護者も同伴させるのはいくつか理由があるそうです。

・受験者を一番近くで見ている保護者の言葉も踏まえて総合的に判断をするため(生徒についての情報共有)
・受験者の面接時の精神的負担の軽減
・受験者の保護者に学校の環境やカリキュラム等をより理解してもらうため(知ってもらうため)  等

学校生活は何よりも保護者の協力や理解がなければ成り立たないのでこのようになっているそうです。

3.実技


芸能科目を学ぶ学校の多くで行われるのが、この試験です。

面接試験の中に自己PR面接として組み込まれている場合もあります。

実際に台本を読んだり、自己PRをしたり、いわゆるオーディションのような試験です。

実際に行われている実技試験をご紹介します。

<各実際に行われている実技試験例>
・演技課題を渡され演技をする
・自信のある歌ワンコーラス歌う。
・用意された音楽に合わせてウォーキングとポージング
・音源を持参してフリーダンスをする。
・特技披露:特技や趣味を発表 等


4.作文または小論文


学校によって、作文又は小論文の試験を行うところもあります。

400字~600字程度で、出されたテーマに沿って書く試験です。

小論文の場合は、事前に作成して提出し、書類選考の一つとすることが殆どです。

どんな校則があるのか


芸能の学校と聞くと、イメージ的に一般的な高等学校と比べて自由度が高いと思う方も多いのではないでしょうか。

では、実際はどんな校則があるのかその一例をご紹介します。

<実際にある校則>
・挨拶は基本的に、誰に対しても敬語でする
また、朝は「おはようございます」、すれ違う時や帰る時は「お疲れ様です」といった感じに業界用語に近い形となっている学校もあるようです。

・男子生徒は襟足を伸ばすこと、制服の腰パンやズボンの裾を引きずる等乱れた着用は禁止
・女子生徒はメイクや制服の膝上丈、下にジャージを履く等禁止(制限していない学校も多数)
・男女共通で髪染め禁止(仕事都合の場合は、プロダクションからの証明付きで届け出が必須)・学業に関係ないもの(マンガ等の持ち込みやピアス等のアクセサリー等)の持ち込みは禁止

・携帯電話・スマートフォンの使用


高等専修学校の場合、一般的な高校同様に制服が用意されている学校が殆どですが、式典等正装でなければならない場以外の時は私服通学が認められている学校も多いのが特徴です。

校則違反は、一般的な高校と同じく没収や厳重注意・停学・退学等の厳しいペナルティとなり、きちんと校則を守れているかチェックをするための「抜き打ち検査」が行われることもあるようです。

一人の人として、礼節や清潔感をきちんと学び、習得する場にもなっていますね。

学生生活の中で、そういったことが自然と身につけられれば、とても良いことですね。

どんな授業があるのか


芸能科目を学ぶ高等専修学校には、どんな科目があるのでしょうか。

進学や就職を選択する学生もいる為、国語・英語・社会・数学等の一般教科も学ぶ学校もあります。

また、学校によっては、海外を視野にいれ、韓国語や中国語等の英語以外の語学教科を設けたりしています。

では、専門科目(芸能・エンターテイメント系科目)はどんな授業があるのか一例をご紹介します。

芸能・エンターテイメント系の高等専修学校で行われている専門科目例

演技系科目:演技/殺陣/アクション/声優演技/ナレーション/アニソン

音楽系科目:ボーカル/ミュージカルソング/声楽/ギター/ドラム/キーボード/作詞/音楽理論 ダンス系科目:ジャズ/コンテンポラリー/ヒップホップ/タップ/バレエ/ストリート/K-POP/テーマパーク/ その他:伝統芸能/映像制作/プログラミング/ヒューマンコミュニケーション学/企画立案・プロデュース学/ パントマイム/ヘアー/メイク/ネイル 等本当に様々です。


また、芸能・エンターテイメント系の学校は施設や設備をしっかり整えているところも多く、鏡張りのダンススタジオやレコーディングスタジオ、アフレコブースを備えているところも多いです。

さらに、学校ごとに通常授業の他に合宿や特別授業等も行われています。

特別授業の一例
著作権管理やオーディション対策等)/芸術鑑賞会(劇団四季やその他劇団での作品鑑賞)/校外実習(東京ディズニーランド等のテーマパークへ足を運びエンターテイメントの世界を見て学ぶ) 等


合宿は、グループに分かれて台本の作成や準備を進め、最終日に、参加生徒の前で発表する発表会等も行われるそうです。

芸能科目を学ぶ学校の場合、学園祭でも舞台作品の上演があることが多いです。

豊富な科目や最適な環境で、高校の3年間で学べると考えると、芸能・エンターテイメントの世界を目指す人にとっては、とても贅沢で濃い時間が過ごせそうですね。

仕事が単位になる?!芸能実習カリキュラムとは


芸能科目をメインに学ぶ学校では、実際の仕事を単位として認める、「芸能実習カリキュラム」や、レポートの提出や補修などで振り替える「公欠制度」を設けている学校が多くあります。

生徒の中には、すでに芸能の仕事(俳優やモデル等)をしている人も多数在籍しています。

そうした生徒の場合、仕事やオーディション等で学校へ登校できないことも少なくありません。

一般的な学校の場合、「欠席扱い」となることが多く、出席日数不足や単位不足から卒業が困難になる学生も多いかと思いますが、高等専修学校の場合、「芸能活動による欠席・遅刻・早退」を芸能実習単位として認める制度があることで、仕事も単位として取得できる為、仕事をしながらの卒業が叶いやすいのもメリットですね。

その為、すでに各芸能プロダクションに所属して活躍している人の通学希望も増えているようです。

さらに、高校によっては付属の芸能プロダクションがあり、入学時点でどこのプロダクションにも所属していない生 徒は所属することができるという嬉しい特典もあるようです。

どんな先生から学べるのか


芸能・エンターテイメント系の高等専修学校の実技はどんな先生に学ぶことができるのでしょうか。

どんな先生がいるのか調べてみました。

芸能科目の講師例
・現役で俳優としてドラマやCM・舞台に出演する講師
・人気若手俳優のFCイベントの舞台製作に携わった講師
・大手企業のCMで人気芸能人を起用しての演出を行った講師
・大人気舞台作品「レ・ミゼラブル」のキャストとして出演していた講師
・劇団四季や東宝等大手舞台に多数出演していた講師
・海外でスキル磨いた講師
・海外のコンテスト等で受賞歴のある講師
・超人気アニメの主人公やメインキャストを担当した声優
・超人気アイドルグループや人気アーティストの振り付け・バックダンサー経験のある講師
・超人気アイドルグループや人気アーティストのレコーディングやツアーに参加した経験のある
ボーカリストや演奏家(ギター・ドラム・キーボード等)
・ドラマや映画・CMで技術指導や演出・出演をしていた講師 等


どの学校も、各業界の現役で活躍する俳優やアーティスト、声優、トレーナー、ダンサー等から経験値の高い講師から、「知識」や「経験を通して得た技術」等を学ぶことができるようです。

また、大御所の歌手やダンサー、大手芸能プロダクションの幹部などを特別講師として招いた特別講義を行うこともあるようです。

卒業後はどんな進路を選択するのか


卒業する学生は、どんな進路を選択するのでしょうか。

専門的な学校を選んでいることで、芸能の世界1本を目指して邁進すると想像される方が多いのではないでしょうか。

ですが、実は芸能科目を専門的に学ぶからといってそうとは限らず、様々な道へ進んでいきます。

どんな道を選ぶのか、そのいくつかをご紹介します。

1.デビューおよび引き続き芸能の仕事に邁進する
・既に仕事をしている学生は引き続き仕事に邁進
・学生生活を送る中でデビューのチャンスを掴む
芸能・エンターテイメントの世界で活躍の場を広げるべく、俳優や女優・モデル・ダンサー・パフォーマー等として仕事をする道を選択します。

2. 大学・専門学校への進学
学生生活を送る中で、「もっと学びたい」と考える学生の中には、一般的な大学や、専門学校への進学を選ぶ学生もいます。(※芸能活動と並行しての進学希望者も含む)

学部や学科も芸術系だけではなく、美術系や動物系、経営系など様々です。

早稲田大学や慶応大学、明治大学等の有名大学へ進学する学生もいます。

また、大学への指定校推薦枠を持っている学校も多く、その制度を利用する学生もいます。

3. 就職
卒業と同時に、就職を選択する学生も多いです。実際の就職先の一例をご紹介します。
オスカープロモーション/スターダストプロモーション/トップコート/ビクターエンターテインメント/ジャニーズ事務所/ホリプロ/劇団四季/USJ/オリエンタルランド/サンリオ等 ※中には家業を継ぐ形で就職を選ぶ学生もいます。

4. 海外への挑戦
海外の大学やプロダクション、海外企業への就職を選択する学生もいます。

近年、K-POPの世界的人気もあり、K-POPクラスを設けている学校もあります。

その為、本場韓国の事務所に練習生として所属する学生や就職をする学生もいるそうです。



まとめ


今回は、芸能科目を学べる高校(高等専修学校)についてご紹介しました。

最後に芸能科目を学ぶ学校についてのポイントを簡単にまとめてみたいと思います。

1. 文部科学省から大学入学資格付与指定校として認められた『高等専修学校』で高校卒業同等資格が取れる
2. 入試内容は、一般教科だけでなく、保護者同伴面接やオーディション要素の強いもの行われることがある
3. 校則は、一般的な高校と同様のものが多いが、学校によって変わったものもある。
4. 専門的な授業や貴重な体験、イベントが沢山ある
5. 芸能・エンターテイメント系ならではの、整えられた施設や設備が多数ある
6. 芸能系の科目は、現役で活躍する俳優やアーティスト、ダンサー・トレーナー等が講師を務める
7. 芸能学校ならではの『芸能活動と結びついた制度』や『芸能活動に配慮された制度』がある


芸能科目を学べる学校は、一般的な高校とは違い、専門的な授業がメインとなるため、俳優やタレント、モデル、アーティスト、パフォーマー等の業界を目指している人にはとても魅力的ですよね。

早いうちから芸能・エンターテイメントの世界への一歩を踏み出すことができ、より視野を広げることが出来るのではないでしょうか。

また、本人の努力次第で、大学・専門学校への進学や海外への挑戦も十分可能です。

将来的に芸能やエンターテイメントの世界で働くことを目標としている学生さんは、夢へ向かう選択肢の一つとして、『芸能科目を学ぶ高等専修学校への進学』を考えてみるのも良いかもしれません。

<参考:都内の芸能・エンターテイメント系高等専修学校(大学入学資格付与指定校)>
・東放学園高等専修学校
・日本芸術高等学園
・東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校高等課程
・東京表現高等学院MIICA
キャスティング&ブッキングに関するあらゆるご相談を承ります。お気軽にご連絡ください。